掲載日:2026-10-26

カップボード設置前に確認したい、家電・通路・コンセント・固定

カップボードは、収納量だけで選ぶと家電が置けない、引き出しが開かない、コンセントが足りないといった問題が起こりやすい設備です。千葉・東京のマンションで新設・交換を検討する方へ、見積もり前の確認点をまとめました。

キッチンと背面収納・家電置き場の関係を考える説明用イメージ(サイト内の既存写真)。特定メーカーのカップボードや今回説明する工事の施工例ではありません。
キッチンと背面収納・家電置き場の関係を考える説明用イメージ(サイト内の既存写真)。特定メーカーのカップボードや今回説明する工事の施工例ではありません。
この記事の確認ポイント
  1. 1.今ある家電と、今後置きたい家電を実寸で測る
  2. 2.カウンター型・トール型・吊戸棚の配分を決める
  3. 3.キッチンとの通路と、扉・引き出しの干渉を確認する
  4. 4.コンセントの数・高さ・回路を家電から逆算する
  5. 5.蒸気・熱を逃がせる仕様か確認する
  6. 6.壁の下地と、床・巾木・クロスの補修範囲を確認する
  7. 7.冷蔵庫・ごみ箱・照明まで含めて完成形を確認する
  8. ROOMへの相談に用意したいもの

1.今ある家電と、今後置きたい家電を実寸で測る

電子レンジ、炊飯器、電気ケトル、トースター、コーヒーメーカーなどの幅・高さ・奥行と、扉を開けたときの寸法を測ります。Panasonicも、調理・水切り・配膳・家電に必要なスペースを分けて考えるよう案内しています。放熱や蒸気の条件は各家電の取扱説明書で確認してください。

2.カウンター型・トール型・吊戸棚の配分を決める

カウンター型は家電置き場や配膳の仮置きに使いやすく、トール型は収納量を確保しやすい一方、家電を置く面が少なくなる場合があります。毎日使う食器・食品・家電と、使用頻度の低い物を分け、手の届く高さと扉の開き方まで確認します。

3.キッチンとの通路と、扉・引き出しの干渉を確認する

キッチン本体とカップボードの間は、立つ人数、冷蔵庫の位置、配膳動線で必要な広さが変わります。キッチンと収納の引き出しを同時に開けた状態、冷蔵庫や食器洗い乾燥機の扉を開けた状態まで図面に入れ、通行と作業ができるか確認します。

4.コンセントの数・高さ・回路を家電から逆算する

家電の台数だけでなく、同時に使う組み合わせと消費電力を確認します。Panasonicは、電子レンジやIH炊飯器など消費電力の大きい家電では専用回路が必要になる場合があると案内しています。既存コンセントを隠さないか、分電盤から回路を追加できるかも現地で確認します。

5.蒸気・熱を逃がせる仕様か確認する

炊飯器や電気ケトルを収納内部で使う場合は、前へ引き出して使う棚や蒸気排出ユニットなど、製品ごとの仕様を確認します。LIXILも蒸気排出ユニット付き家電収納を案内しています。扉を閉めたまま使えるとは限らないため、収納と家電双方の取扱条件に従います。

6.壁の下地と、床・巾木・クロスの補修範囲を確認する

吊戸棚や背の高い収納は、製品に適した方法で壁へ固定する必要があります。壁の下地、梁、配線・配管、巾木の出幅を確認し、既存食器棚を外した後の床や壁紙をどこまで補修するかも見積もります。マンションでは工事申請や搬入経路も確認してください。

7.冷蔵庫・ごみ箱・照明まで含めて完成形を確認する

カップボードだけを壁幅いっぱいに計画すると、冷蔵庫の扉やごみ箱のふたが開かない、照明が収納扉に干渉することがあります。冷蔵庫の放熱寸法、ごみ箱を引き出す空間、ダイニングからの見え方を含め、平面図と正面図で確認します。

ROOMへの相談に用意したいもの

キッチン背面全体、既存収納、コンセント、分電盤、床・巾木、搬入経路が分かる写真と、使う家電の品番・寸法をご用意ください。収納したい物と使い方を伺い、現地で通路、固定下地、電気回路、内装補修の範囲を整理します。

公式情報・参考資料

Panasonic:キッチンリフォームの基礎知識

Panasonic:カップボード

LIXIL:キッチンえらびのポイント

LIXIL:ノクト 周辺収納(カップボード・カウンター)

クリナップ:スマートに収納するヒント

編集:株式会社ROOM|千葉・東京のリフォーム・内装工事